水上バス・フェリー

 

1)都市内公共交通としての船舶

船舶を都市内交通に使っている例は数多くあります。

大きく2タイプに分けられ、一つは都市内河川を使った「水上バス」、もう一つは海峡や入り江・河川を横断する「フェリー」「渡船」です。

水上バスの典型例 チャオプラヤエクスプレスボート(バンコク) 渡船の典型例(大阪市 天保山渡船) フェリーの典型例 スターフェリー(香港)

 

2)船舶の公共交通の例を見てみよう

船舶による公共交通は海や河川に面する都市では割と多く見られます。

有名なところでは香港(スターフェリー)やバンコク(チャオプラヤエクスプレスボート)、ニューヨーク(フェリー)などがあります。パリのセーヌ川の水上バスや東京、大阪の水上バス、渡船なども船舶の公共交通といえます。

最近では安価な費用で軌道系に近い効果があるとされることでTDMの代替交通機関として期待され、新潟市などで社会実験が行われるなど新しい都市交通モードとして注目されます。

ただし、このような船舶の公共交通には問題もあります。特に天候は問題です。台風などの異常気象時における安定性には問題がのこります。多くの都市ではこれらの船舶交通は補完交通であり、バスや鉄道などと連携しています。このような「連携」が前提といえましょう。

スターフェリー(香港) 香港島の中環(セントラル)と九龍半島の尖沙咀の間を往復するフェリーです。
 料金が安い(1等 2.2HK$(わずか30)、2等  1.7HK$)ことと、単純に商業拠点の尖沙咀とビジネス街の中環を結ぶだけなら地下鉄よりも早くて便利なので、広く利用されています。

数分間隔という高頻度就航、地下鉄駅やバスターミナルとの連絡など利用しやすい仕組みが整えられています。

水上バス・海上バス

(東京)

東京の隅田川沿いと東京湾内のお台場を中心に運行されている水上バスサービスです。

観光資源という位置づけが強い交通機関ですが、台場地区と東京都心部を結ぶ交通機関としても機能しており、単に「遊び」だけではない要素を持っています。

チャオプラヤエクスプレスボート(バンコク) タイ・バンコク市内を南北に結ぶ水上バスです。

バンコク市内のチャオプラヤ川を高頻度で運行され、BTS駅やバスターミナルと直結する利便性を持っています。

通勤通学やビジネスユースなどに広く利用されています。

渋滞の激しいバンコク市内において定時性が保たれる数少ない公共交通ということで高い信頼性もあるものです。

【参考】チャオプラヤエクスプレスボート


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