マキシキャブ・乗合タクシー

 

 

●概要

マキシキャブや乗合タクシーは路線バスよりも輸送需要が小さいルートやHRT・LRTなどの軌道系や基幹バス、路線バスなどではカバーできない空白地域、あるいはバスではカバーしきれないドアtoドアの輸送を担う補完的な交通システムです。

日本ではコミュニティバスが目立ちますが、そもそもの形態は諸外国、特に東南アジアに多く見られる「ソンテウ」や「ジープニー」などのシステムが近いと言えます。

ルートは決まっていたりいなかったりと様々ですが、基本的には乗客のニーズに合わせてという「デマンド」形態です。

マキシキャブ(香港) 乗合タクシー(葛飾区)

 

 

●特徴

基本的には「オン・デマンド」「フリーライド」が基本です。自由乗降、需要に合わせたニーズを基本にタクシーとバスの中間的なサービスになります。

近年、地方部で増えている乗合タクシーや空港送迎タクシーなどもこの一部といえるものです。公共交通でありながら個別単位のニーズに応えています。

分類をしてみると以下のようになります。

ミニバス・マキシキャブなどの分類

 

東南アジアでは非常に広く使われており、バスを補完するだけではなく地方部では主たる公共交通機関としても機能しています。また都市部でも、香港などでは「マキシキャブ」「ミニバス」の2種類のサービスが行われ、それぞれ特徴あるサービスを実施しています。

 

●具体例

乗合タクシーなどのサービス
ジープニー

ソンテウ

ミニバス

タイ タクシーと乗り合いバスの中間的存在のもので、起点・終点は決まっているものの乗降地点などは自由で、場合によっては乗客の需要に合わせて立ち寄りや寄り道を行い、ドアtoドアのサービスを行います。

またダイヤは無く、乗客のニーズで運行される「オンデマンド」のシステムです。

しかし、あくまでバスサービスであり経由地と起終点は決まっています。自由度はそれなりにありますが、タクシーほどの自由度はありません。

【参考】表紙写真館

No.21 ソンテウ(タイ・サムイ島)

香港
マキシキャブ

乗合タクシー

香港 「タクシー」「キャブ」という言葉がついていますが、性格的にはバスに近いものです。

ルート、起点・終点・経由地が決まっており、バス停も決まっています。寄り道やルート変更はできませんが、乗降はバス停がこまめに置かれており事実上オンデマンドに対応できるシステムです。

ダイヤはおおむね決まっており、利用形態としてはバスに近くなります。コミュニティバスに近いものですが、フリー乗降に近いサービスを実施していることで、よりドアtoドアに近いものとなっています。

わが国でも地方部や都市部の低需要地区で導入が進むシステムです。

【参考】表紙写真館

No.32 乗り合いタクシー さくら(東京都葛飾区)

東京

 


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