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基幹バスシステム |
●概論
地下鉄並みの駅間隔・速達性を持ちつつ、バスの特性である「面サービス」を可能とするシステムとして考え出された都市公共交通システムで、BRTほどの専用空間は有しないものの、バス専用レーンを道路中央、側方に確保した既存路線バス昇華型の高度バスシステムです。
このシステムの先進事例は名古屋市。2本の基幹バスが今でも名古屋市の都市軸を形成する一つとなっています。昨今、安価で大きな効果を得られるこのシステムは世界的にも注目されており、BRTと幹線バスの中間的存在としてオーストラリアや東南アジア、北米などで類似例が見られるようになりました。
●特徴
BRTに比べさらに「路線バス」のシステムに近いものとなっています。
BRTの場合、車両も比較的大型であり、また既存路線バスとのシステム面の融合はありますが、一体化などは難しくなりがちですが、基幹バスの場合、車両は通常の路線バスと同じであり、また、「軸」の区間で基幹バス、その他では一般路線バスという策が比較的容易です。
そのため、既存路線バスの部分的な改善など多様なパターンでの導入が可能であり、走行空間も専用レーン化はするとしても物理的な隔離までは考えられないシステムであることから道路環境に与える影響が小さくなることが特色です。
そのため、非常に安価に整備が可能であり、「費用対効果」は大きいといえます。
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| 車両は一般の路線バスと同タイプが使用される(名古屋) | 車線はカラー化されているが、分離はされていない |
軌道系と路線バスの隙間を埋めるだけではなく、機能の分離が不可能な場合にも導入が考えられるシステムです。
●具体例
基幹バスシステムの先駆的事例
パース市
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「名古屋方式」の基幹バスを都市軸に導入した事例
●導入へ向けて
安価で効果が大きいということでさまざまな都市で計画案としても検討されているものです。
バス路線網で基幹となり、速達性が重視される区間に限定的に導入する、あるいは支線バスと幹線バスを組み合わせる「ゾーンバス」の基幹路線としての利用も考えられます。
道路環境により中央走行か路側走行かを選択できるシステムですので、道路状況や交通の流れを総合的に勘案して導入することが必要です。