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No.26

ゆいレール(沖縄都市モノレール)

沖縄県那覇市

※「レポート3 ゆいレール」に詳細を記述しております。

那覇バスターミナルから見たゆいレール

旭橋駅にて

伝統の「染織」を活かしたサイン(美栄橋駅) 市立病院前駅から古島駅を臨む

沖縄県における戦後初の軌道系交通機関として登場したゆいレール。2003年8月の開業以降好調な利用状況が続いたものの、ご祝儀が一段落したらちょっと不調でバッシングとなかなか評価されないモノレールです。

しかし、ゆいレールに乗ってみるといろいろ驚かされます。乗客数、乗車距離、客層、徹底したバリアフリー対策、沖縄の伝統文化を反映した案内やデザイン・・・。まさに地方都市で昨今議論がされるLRTなどで言われる「誰もが使いやすい」「地域のシンボル」をある意味実践した結果がこのゆいレールなのでしょうか。

ゆいレールのすごさはこれだけではありません。首里城・おもろまち・国際通り・県庁・小禄・那覇空港と見事に需要地を結び、その線形もアップダウンがとても激しく、特に儀保〜首里間では最急勾配60パーミリ。標高10m弱の古島駅から標高100m強の首里駅まで2.9kmで90m上がるという厳しい線形です。急曲線も何カ所か有り、特に牧志〜安里の270度カーブは驚かされます。

モノレールだから、路面公共交通ではないからという理由でなかなか評価されませんが、地方都市における新規軌道導入例として都市交通に関心がある方には一度見て頂きたい、バイアスなしで評価して頂きたい、そんな気にさせてくれるモノレールです。

 

<沖縄・琉球の伝統文化を感じさせるサイン類>

各駅のサインには沖縄伝統の染織デザインを用いています。上にある美栄橋駅は「読谷山花織」、下の那覇空港駅、首里駅は「芭蕉布」が用いられています。

また、車内放送では新幹線などと同じように「メロディー」が流れますが、各駅毎に違う沖縄の「わらべうた」が使われているほか、発車ベルも「わらべうた」です。那覇空港から乗った途端に沖縄気分にさせてくれます。

那覇空港駅のサイン

首里駅のサイン

 

<徹底したユニバーサルデザイン思想>

市立病院駅と那覇市立病院の直結の他、各駅にエレベーターが設置され、歩道の両サイドからエレベーターで上がることができます。また、全駅に車いす乗降装置、車いす対応トイレ。主要駅にオスメイト対応トイレ、サイン類の「かな文字」表示(日本語が苦手な外国人にはありがたい)、2カ国語放送といった、ユニバーサルデザイン思想も強く見られ、先進事例として高く評価できるものです。

かな文字標記のサイン
病院と駅舎の直結(市立病院駅)

全駅に設置されるエレベーター(旭橋駅)


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