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No.25

新世代の低公害バス

 

低公害バスといえば、以下のようなハイブリッドバスやCNG(天然ガス)というシステムを思い浮かべる方も多いでしょう。

実際、わが国の一般路線で比較的実用化が進んでいるのはこれらの2つのシステムです。

CNG ハイブリッド
大阪市交通局 関東鉄道(つくば市コミュニティバス)

松本電鉄

そんな低公害バスの新世代型ともいえるのが「電気バス」、そして、「究極のエコカー」とも言われる「燃料電池」です。

これら2つの新しいシステムが東京駅をはさんで東西、そして遠く離れた浜松で活躍しています。

電気バス(EV)
丸の内を走るタービン式EV スタイリングが特徴的
遠州鉄道のディーゼル発電式電気バス(2002東京モーターショウ商用車にて撮影)

まず、電気バス。一つ目は東京の丸の内を走る電気バス。ニュージーランド製の独特な車体形状も特徴的ですが、そのシステムも特徴的。タービン式EVと呼ばれるシステムで、発電しながらモーター駆動で動くシステムです。駆動ロスの低減、効率的なエネルギー負荷により、NOxで1/5、PMも1/3の削減が可能という優れた環境性能を有しています。

この電気バス、丸の内の無料都心循環バスとして、丸の内、大手町、有楽町のオフィス街をクルクル回っています。騒音も少なく、また、乗り心地なども文句のないシステムで、次世代のバスシステムのひとつとして期待の持てるものです。

一方、浜松市の遠州鉄道では類似していますが、違うシステムである「ディーゼル発電式ハイブリッド電気バス」が使用されています。浜松市の遠州鉄道バスで路線バスとして活躍しているものです。こちらも60%以上の排出ガス抑制がされるなど環境に配慮されたバスとして注目されています。

 

燃料電池バス(FCHV)
燃料電池バス(都営バス)

バス後部に積まれた燃料電池(2002東京モーターショウ商用車にて撮影)

一方、東京駅をはさんで反対側には日本初、いや世界初ともいえる「実用」の燃料電池バスが運行されています。水素を燃料に走る燃料電池バスは、窒素酸化物はおろか二酸化炭素すらも排出しないという極めてクリーンな乗り物です。乗用車などでも試験が始まっていますが、トヨタと日野自動車が開発したこのバスを用い、経済産業省、国土交通省、東京都などの共同事業として実験的に導入されているものです。実験とはいえ一般の乗客も当然利用することができ、普通の「都バス」として利用されています。

東京駅八重洲口から「もんじゃ焼き」で有名な月島、豊洲を通りお台場(臨海副都心)のビッグサイト、東京テレポートを結ぶ路線(都営バス 東16)他で使用されており、特徴的なカラーリングと独特のスタイルは異彩を放っています。

燃料電池バスは実証実験段階ですが、今後の究極の低公害バスとしての開発が期待されるところです。


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